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会宝通信メールマガジン

皆さまこんにちは、社長の近藤です。年初会議で、今期の方針を「相手(あなた)を喜ばせる」「あなたの喜びがわたしの喜びとなる」と社員に発表しました。これは常々創業者である弊社会長が言っている事ですが、今期は、商売の原点に立ち返る必要性を感じ、このような言葉にまとめました。

一昨年は業績的にも厳しい1年でしたが、それを踏まえて昨年は、「尽くす」「Try everything」「周囲に喜びを与える」と言う3つのテーマを持って全社員で取り組みました。その結果業績も回復することができ、これからの未来に向けて様々なチャレンジができたと思っています。その成果は今年以降に現れてくると思いますが、まずは会社としてチャレンジと言う行動を起こせて、とても良かったと感じています。

その取り組みの中には、自社の利益だけを追求するのではなく、国内の自動車リサイクル業界を踏まえたご提案や、世界各国との繋がりの中で生まれた様々なプロジェクトが少しずつ動き出しています。会宝産業には、「幸せの発信基地として、全世界に良い影響を与える」という理念があり、それに従い行動しています。社内でもコミニケーションを重んじ、業務のことを中心に上司と部下の1対1の面談を毎月行なったり、未来に対して意見交換をするような面談も実施しました。

私たちの業界は、以前はくず屋とか解体屋と言われていたことがありますが、諸先輩方の尽力で自動車リサイクル業や静脈産業と言われるようになりました。社員一人一人がそのことに誇りを持ち、今後は循環産業と言うカテゴリーまで押し上げられるようにしていきます。

そのような中で、とても大切なのが商売の原点でもある今年の方針かと思っています。お客様に喜んでいただくためには、私たち一人一人の努力と成長が必要です。そのために「何ができるのか」を考え行動し、その先に思い描く未来を実現していきます。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。11月6日から1ヶ月間、当社の国際リサイクル教育センター
(IREC : International Recycling Education Cen-ter )にて、マレーシアから政府高官・大学教授を招聘し、自動車リサイクル研修を行いました。

本研修は、安倍総理とマレーシア政府の間で合意された国家戦略、ルックイースト政策 2.0のプロジェクトの1つとして盛り込まれ、3年間にわたる長期プロジェクトです。第1回目となる今回の研修参加者は、交通省・環境省・能力開発省・マレーシア自動車研究所・現地大学から総計9名となりました。

マレーシア政府は、ルックイースト政策を通じて、政府高官・民間セクターの技術者・学生の人材交流を促進し、日本の成功事例から科学技術に関する知識や専門性を高め、2020年までの高所得国家への目標達成を目指しています。また、日本も技術移転やノウハウの交換を通して、民間企業間の協働を促し、アジアの成長を自国経済開発に取り込むことを目的としています。

マレーシアでは、放置された使用済み自動車が1,900万台以上にも上り、日本のような自動車リサイクル法・関連税制・ガバナンスシステムの施行が急務な課題となっています。

研修の中で、瀬戸内海に浮かぶ島で、日本の負の遺産である「豊島」にも訪問しました。豊島は豊かな自然に囲まれる島でしたが、1980年代に土地を所有するとある事業者が、産業廃棄物(自動車のシュレッダーダストを含む)を大量に投棄する事件が起こりました。この事件を契機に日本で自動車リサイクル法が制定されましたが、90万トンもの廃棄物・土壌汚染処理に14年という歳月と総コスト790億円以上がかかりました。

こうした負の経験をマレーシアで繰り返さないためにも、今回の研修のアウトプットとして、マレーシアでの自動車リサイクル行政に関する2020年までのアクションプランを作成しました。今後は、様々な利害関係者を巻き込んで法律制定に向けたフォローアップが必要です。持続可能なビジネスとしての自動車リサイクルを、より多くの海外に広めていけるように取り組んでいきます。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。会宝産業は、日本の中小企業として初めて、国連開発計画(UNDP)が主導する「ビジネス行動要請(BCtA)」の取り組みに応えるものとして評価され、承認されました。

BCtAとは、国連が提唱する世界の貧困削減や環境保全、雇用創出といった「持続可能な開発目標(SDGs※)」の達成を促進する目的で、企業・政府・開発援助機関が参加するグローバルな取り組みです。

今回の承認理由は、会宝産業の自動車リサイクルの海外展開事業が、商業的成功と持続可能な開発を両立する取り組みとして高く評価されたものです。

世界では、急激な人口拡大と経済発展に伴い、自動車保有台数は約13億台に上ります。一方で、使われなくなった自動車(使用済み自動車:End-of-Life Vehi-cles, ELVs)に必要なインフラ・技術・規制については、ほとんどの国が未整備かつノウハウを持っていません。ELVsの処理は適切な設備と技術がなければ、大変危険で汚い作業を伴います。廃油・鉛による土壌汚染、廃プラスチック・ガラス・タイヤの投棄・野焼きによる環境汚染は大きな社会課題となっており、近隣住民の健康を脅かしています。

会宝産業は、現地の政府・民間企業と協働し自動車リサイクル政策の立案サポートを行い、自動車リサイクル工場設備、生産工程、リサイクル技術・経営ノウハウの技術を総合した自動車リサイクルシステムの提供を行なっています。環境配慮型の自動車リサイクルのバリューチェーンを構築することで、現地の雇用創出にも貢献します。

日本の企業でBCtAへの加盟は、パナソニック、住友化学、損保ジャパン、資生堂、旭化成、味の素、良品計画、ユニチャーム、伊藤忠、サラヤに次いで、会宝産業が11社目になりますが、中小企業としてまた静脈産業としては、初の承認となりました。

当社は、これからもより一層、新興国・開発途上国における自動車リサイクル事業を通じ、グローバルな社会課題の解決に取り組んでまいります。

※SDGsとは、持続可能な世界を実現するために、地球上の誰一人として取り残されない(Leave no one be-hind)ことを誓い、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193ヶ国が2016年〜2030年の15年間で達成するために掲げられた開発目標です。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。10月10日と11日に、東京と大阪で「会宝リサイクラーズアライアンス」の説明会を行いました。これは自動車リサイクル業の収益性と社会性をお互いに高めていこうと、同業者の皆さまへ呼びかけたものです。同業者同士で競争するのではなく、協調していくことで新たなビジネスモデルを構築したいと考えております。弊社としては強みである輸出の仕組みを同業者の方に公開し、ご活用していただければと考えております。また我々の業界で全国ネットのアライアンスを組むことで、他業界の全国規模の企業様にも新たな提案をしていきたいと考えています。さらに弊社が12年前から試行錯誤し構築してきたKRAシステムについても、情報を公開しご活用いただければと思っています。

説明会には2日間で42社53名の方にお越しいただきました。その中でも多くのご質問やご意見をいただきました。我々の業界は、自動車メーカーのような大企業が存在する業界ではありませんが、志を共にする中小企業が、協調し結束することで新たな未来を創造できると考えています。

また9月30日には、日本最大級の国際協力イベントの「グローバルフェスタJAPAN 2017 」にパネリストとして参加させていただきました。今回のご縁は6月にSDGs(※1)ビジネスアワードでエコシステム賞として表彰していただいたことがきっかけでした。そしてこのイベントの広報大使はあのピコ太郎さんが務められていました。このような場でも我々の業界が果たす責任と可能性について、多くの方に伝えられればと思い、とても有意義な時をいただきました。

※1 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連に加盟する世界193か国が合意した17の目標、169のターゲットのことです。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。9月23日に収穫祭を行い、今年も60名近くの人が参加しました。弊社では、春には田植え、秋には収穫祭を行うのが通例となっております。

収穫祭の開催には、食に対する関心と感謝の気持ちを大切にしたいという想いがあります。また作業の一部とはいえ、実際に自分で体験することで、食物を育てる過程がいかに大変かを体感しています。

毎日当たり前のように食べている食事も、食物を作る過程があり、さらに食事を作ってくれる人がいて、初めて成り立つことを再認識できたと思います。家で食べる料理にしても、手間と時間をかけて作ってくれるから、食べられると言うことに感謝しなければと改めて感じました。

弊社は2010年から農業を始めていますが、理由は2つあります。1つは、弊社会長が今後の地球環境を考えたときに、もしかしたら食料不足の時代が来るかもしれない、だから社員や親しい人を守るためです。

もう一つは、生涯働ける会社づくりの実現に向けて、農業にもチャレンジしようというものでした。

この日は、まずはみんなで稲刈りを体験しました。社員はもちろんその家族や海外から来ているバイヤーさんにとっても、良い体験になったかと思います。その後は、新・会宝農園の予定地「邑知の郷公園/約3000坪」の視察と、今年7月7日にオープンした「道の駅 のと千里浜」で昼食会を行いました!

私も含めて参加者は、普段当たり前に感じている食べ物や食事について、気づきと感謝を持つ良いきっかけになりました。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。8/6に「第7回リサイくるまつり」を開催しました。

今年も1,800人を超えるたくさんの方にお越しいただきました。しかし今年の目標は、来場者数ではなく顧客満足度に設定しました。初心にかえり、みんなで「どんな時でも笑顔」を意識した結果、昨年以上のアンケート結果をいただきました。

また今年は新たな試みも行いました。それは大学とのコラボレーションです。近隣の3つの大学(星稜大学、北陸大学、金沢工業大学)と協力をして、総勢24名の学生の皆さまと共に、お客様をお迎えして、新しい企画も生まれました。それは廃材を使った輪投げコーナーと、私たちが業務で使っている工具等の重量あてクイズです。

今回のコラボレーションで、良い社会人経験の場を提供できたならば幸いです。一方で私たちも若いエネルギーと良い刺激をたくさんいただきました。何でこんなに、はちきれそうな笑顔が出きるんだろうという学生さんもいましたし、今後もこのような関係を大切にしていきたいと考えています。

また昨年同様企業様からのご支援も賜り、今年は県外の企業様からもサポートをいただきました。

そして私たちの業務に即した解体セミナーと言う新しい企画も行いました。お客様からいただいたアンケートには、わからないことを聞く質問コーナーがあって良かったと言う声もいただきました。

この「リサイくるまつり」を通して、リサイクルについて少しでも身近に感じていただき、これからの時代において、大切さを感じていただければ嬉しいと思っています。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。7/10に、日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修生が来社されました。この研修は、日墨両国間の相互理解と友好親善を増進することを目的に1971年に開始されました。

2010年以降は両国のさらなるパートナーシップの強化に貢献できる若手人材の育成を目的として、一般社団法人中部産業連盟が独立行政法人国際協力機構(JICA)からこの研修事業を受託し、行なわれています。

26歳から45歳までの、現在もしくは将来に「生産品質管理や生産性向上」を担当する分野に従事するメキシコ人が参加して、5月上旬~9月中旬の約94日間に渡って日本の中でも特に「ものづくり」が盛んな中部地域で研修が行われています。

会宝産業には2015年、2016年、2017年と3年連続でお越しいただいていますが、今年は研修員12名と中産連から1名、JICAから2名、合計15名で来られました。

会宝産業には、リサイクルビジネスや再生エネルギーなどの取り組みについて学びに来られました。その中で、研修員の皆さんは会宝産業の海外展開や、日本のリサイクル事情について強い関心をもたれていました。また工場見学では、「あいさつが素晴らしい」、「ホスピタリティが素晴らしい」、「金を取り出す(?)技術が細かくてすごい」、「日本は車がきれい」などの感想がありました。

研修員は、様々な講義や演習、視察で学んだ内容を活かしながら、帰国後のアクションプランを作成するそうです。学びの原点である「知らないことを知る」を提供する機会をいただき、ありがとうございます。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。会宝産業では今月より「会宝版 完全週休2日制」を導入することにしました。全社就業カレンダーは完全週休2日制ではないのですが、今回は65歳を超えても当社で働いてくれている6名を対象に導入します。

これを導入しようと思った理由は2つあります。1つは世の中の変化です。今の日本は高齢化社会と言われ、今後もますます進んでいく予測です。内閣府の発表によると、2015年10月現在で、65歳以上の方の割合は全人口の3.7人に1人です。

さらに2060年には2.5人に1人が65歳以上になるという推計も発表されています。

一方で平均寿命は年々伸びています。厚生労働省の発表によると、2015年の日本人の平均寿命は女性が86.99歳、男性が80.75歳です。ちなみに1960年の平均寿命は女性が70.19歳、男性が65.32歳だったので、それから女性は16.8歳、男性は15.4歳も平均寿命が延びたことになります。

そしてもう1つの理由が社員から上がってきた声です。最終章の「今月のトピックス」にも書いてありますが、当社では「夢シート」と言う制度を年に2回運用しています。そこには各社員の大きな夢から、日常の延長にある細やかな希望まで、自由に書けるような制度になっています。そして先月実施した「夢シート」に休みに関する声がありました。それを書いてくれた社員は長く会宝産業を支えてくれたメンバーであり、尊重したいと思う声でした。

このような2つの主な理由から「会宝版 完全週休2日制」の導入を決めました。国には年金制度と言う、金銭面をサポートする制度があります。その年金支給の開始年齢が60歳から62歳になり、いずれは65歳まで伸びる状況の中で、会社としては働き方のサポートをしたいと考えました。まだまだ元気な65歳以上の方ばかりですので、休日にゆっくりと英気を養っていただき、出勤日には元気にそして安全に仕事をしていただきたいと思っています。

今後福利厚生を考えていく中でも、いろいろな改革をしたいと考えています。そしてお客様により良いサービスを提供するためにも、働く社員が力を発揮しやすい環境をこれからも考えていきます。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。現在本格稼働に向けて進めているトラックネットオークションについてご紹介させていただきます。今まではトラックの所有者が自動車業者様に売却し、その後オークションなどを通じて購入希望者に販売する仕組みでしたが、新たな仕組みを構築できればと考え、会宝トラックネットオークション(以下 KTNオークション)を作りました。

特徴は大きく2つあります。1つはトラックの所有者が直接販売できるということです。その手段としてオークションサイトに、車輌情報を直接登録していただきます。オークション会場に車輌を移動する手間も時間も、必要ありません。

先月2回トライアル開催したのですが、その際に参加された企業様からは、次のような声をいただきました。

トラックを高く販売するためには、良い状態の車輌を登録しなければいけないし、そのためには普段から社員一人一人が車輌に関心を持って、メンテナンスをしなければいけないですね。KTNオークションに参加することで、社員の「物を大切にする意識」が高まり、その結果、安全運転、安全作業にも繋がると実感しています。

早速、お客様からこのような声をいただけた事は本当に嬉しいことです。弊社も毎月社用車ワックス清掃を行っていますが、その目的は安全運転であり、安全作業であり、社員教育です。

2つ目の特徴は海外のお客様が直接落札をするということです。既にお取引がある海外のお客様には、ニュースリリースを行っています。そしてこのKTNオークションをぜひ見たいと言う声もいただいています。インターネットの出現により圧倒的に海外との距離が縮まった現代において、日本の車輌所有者が、全世界のお客様に直接販売することも全く不思議ではない時代です。

今月もう一度トライアル開催をした後で、7月より本格稼働を予定しております。弊社の強みを活かし、お客様の声に耳を傾け、国内外のお客様に喜ばれるオープンな仕組みを構築していきます。

皆さまこんにちは、社長の近藤です。4月4日から13日までロシアに出張してきました。主な出張目的は、お客様に現地でお会いすることと、マーケット調査でした。

4,5年前まではウラジオストックを中心に極東のお客様ばかりでしたが、ここ2,3年でシベリア地域やヨーロッパロシアのお客様も増えてきました。今回はその新しいお客様を中心に訪問してきました。

改めてロシアは本当に広いです。今回の出張の移動距離は7,260キロでした。日本の全長が約3,000キロなので、日本を2周半ほど回った計算になります。また東部地区では9割の車が右ハンドルですが、モスクワなどの西部地区では逆に9割は左ハンドルの車でしたし、タイヤに関しても、日本では禁止されているスパイクタイヤなどもまだ使われていました。

中古自動車部品の販売に関しては、コンピューターによるシステム化がとても進んでおり、最大手の部品販売サイトには、915社が参加し、6,800万点の部品が出品されていました。

ロシアのお客様は、エンジンの品質などを気にされる方がとても多く、こういったシステムによる見える化の仕組みが影響していることも実感しました。そして品質が良いと1割程度高く販売されていることも確認できました。弊社では、JRS規格に基づき全てのエンジンをテストしていますが、この取り組みが今の時代に則したものであることも確信しましたし、システムに関しても、現在活用しているKRAシステムのカスタマイズイメージもできました。

現地に行くからこそ分かることや、現地でお客様から聞くことで得られる情報など、三現主義(現場・現物・現実)と言うキーワードの大切さを感じた今回の出張でした。今後も目の前のお客様の生の声にしっかりと耳を傾け、社員と共に喜ばれる会社づくりに励んでいきます。

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