GLOBAL 海外との取り組み

KAIHO INDUSTRY - GLOBAL MESSAGE

日本のリサイクル技術を
世界へ伝えることは、
日本人としての誇りです。

日本は「後始末」の方法を知っています。
廃車になった車を放置するしか手段をもたない国に
日本のリサイクル技術やノウハウを伝えることは
美しい地球環境を保全するために不可欠なアクションです。
いま、わたしたちは約90カ国とのビジネスネットワークを構築するとともに、
複数の国とのプロジェクトを進行しています。
それは、国境を超えて互いの理念を確かめあった方々との共同作業です。

KAIHO
GLOBAL
NETWORK

海外における
自動車リサイクルの提案

これまで自動車部品には品質を評価する基準がありませんでした。結果、再利用できるものからできないものまで、さまざまな品質の部品が流通していました。そのため、たとえばケニア政府などは中古自動車部品の輸入禁止を検討していました。その状況を知った会宝産業は中古自動車部品規格基準「JRS(国際規格PAS777)」を設け、規格に適合した中古部品のみ輸入することを提案しました。このようにわたしたちのノウハウは世界各国に導入可能なモデルとして各国から注目を集めています。

BEFORE

制度が未整備の処分までの流れ

  • 車輌登録

    ナンバー付与

    無管理状態
  • 転売・輸出

    登録の変更・抹消

  • 廃車

    部品業者への売却・不法投棄

  • スカベンジャー

    有価物のみの回収(無許可業者の横行)

  • 最終処分

    不法投棄による土壌汚染・環境破壊

AFTER

日本のリサイクルモデル導入後の処分までの流れ

  • 車輌登録

    ナンバー付与・リサイクル料先払い

    リサイクル料を購入時に負担 → 不法投棄の未然防止

  • 車検

    車輌の維持・管理状態把握

    車輌の安全性向上
    認定修理向上での検査・保守 → 雇用の創出

  • 転売・輸出

    自動車リサイクルシステム登録

    自動車税の納付

  • 行政が許可したリサイクル業者が処理

    自動車リサイクルの教育研修・資格認定 … IREC

    • 廃車

      抹消登録・自動車リサイクルシステム登録

    • 解体

      自動車リサイクルシステムで管理

      優良部品市場の形成・素材の分別と再資源化

    • 最終処分

      シュレッダーダストまで管理

      シュレッダーダストの再資源化技術の醸成

ACTIVITIES

取り組み活動

日本の企業で11番目となる
国連の「BCtA」加盟

around the world

会宝産業は国連開発計画(UNDP)が主導する「ビジネス行動要請(BCtA)」への加盟を承認されています。厳密な審査を経て承認を受けた企業だけが参加できる会員ネットワークに名を連ねることによって、わたしたちは世界の静脈産業拡大に向けて、国連のもつ情報・人的ネットワークを活用することができるようになりました。

「SDGs」の達成に貢献すべく
海外プロジェクトを推進

around the world

「SDGs〜持続可能な開発目標」とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンタ」にて記載された国際目標です。会宝産業はビジネスを通じて「SDGs」の達成に貢献することにコミットしています。いま取り組んでいる海外プロジェクトは、その具体的な取り組みとして進めています。

KAIHO SDGsレポート

世界をつなぐ基幹システム
「KRAシステム」

around the world

会宝産業が独自に開発した「KRAシステム」は、車輌仕入れから海外での販売、品質のトレーサビリティを実現した自動車リサイクル総合管理ネットワークシステムです。この「KRAシステム」の運用によって、会宝産業のみならずすべての自動車リサイクル業者が公正な取引を実現することができます。静脈産業の海外展開にはなくてはならないシステムです。

国際リサイクル教育センター
IREC(アイレック)
International Recycling Education Center

Japan / Brazil

中古自動車は正しく解体しなければ環境汚染の大きな要因になります。わたしたちは「正しい自動車リサイクル方法」の普及のため、国際リサイクル研修センター「IREC(アイレック)」を開設し、日本をはじめ海外の研修生を受け入れています。世界から集まる研修生には、技術ノウハウの習得と同時に日本の良き精神文化を伝えながら、地球人としての人材育成にも力を注いでいます。

ブラジルプロジェクト始動
自動車リサイクルの普及へ

Brazil

「海外へのリサイクル工場の輸出・建設」をめざす会宝産業は、ブラジル・ミナスジョライス州の国立工業技術専門学校内に自動車リサイクル事業をおこなうパイロットプラントと研修センターを設立しました。

インドで
自動車リサイクル事業展開

India

日本車が多く走るインドでは、中古部品の需要も多くあります。会宝産業では、より多くの国のリサイクル制度の改善に向け「海外へのリサイクル工場の輸出・建設」をめざしています。

アラブ首長国連邦で
世界初の中古パーツオークション

United Arab Emirates

アラブ首長国連邦(UAE)に中古自動車部品のオークション会場を開設しました。中古エンジン性能評価規格「JRS(PAS777)」を発行してエンジンの品質を明示し、現地に競売会場を設けることで、「誰もが参加できる公平でオープンなオークション」をコンセプトにしています。こうしたオークションは、業界のなかで世界初の試みです。

中古エンジン性能評価規格
「JRS(PAS777)」

around the world

自動車の中古エンジンの品質を評価する「JRS(ジャパン・リユース・スタンダード)」という独自の規格を2010年につくりました。2013年にはこのJRSがベースに、公開仕様書として中古エンジン評価規格「PAS777」が英国規格協会から正式に発行されました。この規格で評価された中古エンジンは品質が明確になるため、世界のどの地域のお客様も安心して購入することができます。「PAS777」は将来的にはISO規格に発展する可能性もあります。

海外向けトラック
ネットオークションオープン

around the world

これまではトラックをオークションにかけるためには、車輌をオークション会場に移動させる必要がありました。会宝トラックネットオークションでは移動する必要がなく、自社ヤードで写真やエンジン動画を撮影し、ネットに掲載するだけでトラックを売ることができるようになりました。