NEWS RELEASE ニュースリリース

ALL NEWS

会宝通信メールマガジン

畳谷 直規 | NAOKI TATAMIYA
2016年入社。海外事業部 所属。名城大学 卒業。

Q. 自己紹介をお願いします。
畳谷直規です。2016年に新卒で入社しました。29歳です。
 
今はKME(KAIHO MIDDLE EASTの略。UAEシャルジャにある事業所)でマネージャー、オークションの運営・管理と、UAEから第三国への輸出事業の立ち上げをしています。
Q. 現在入社7年目ですが、これまでどんな仕事をしてきたか教えてください。

最初は、生産部のコンテナ管理課に所属し、コンテナの積み込みを学びました。その後、千葉営業所に異動、千葉からのコンテナの積み込みと倉庫の管理業務、そして千葉営業所でスタートした入札会の立ち上げを担当しました。そして現在に至ります。

Q. 入社して、仕事の難しさはありましたか?
会宝産業では、中古車部品を扱うため、専門性の高さが必要とされます。取扱商品を理解していないとお客様に迷惑をかけますし、現場では作業効率を高めることができません。例えば、商品の名前を理解し、コンテナに商品を積む順番、さらには準備の仕方も変わってきます。販売先を理解していれば、在庫場所の工夫をすることができます。
 
また、千葉営業所時代に中古エンジンの入札会の立ち上げに携わったのですが、入札の仕組みを外国人バイヤーに理解してもらうことが大変でした。入札会自体は他社でもやっていましたが、どの会社も手書きの紙を使って入札を管理しており、当社のようにインターネットで入力してもらうことのハードルは高かったです。入力ミスなどもあり、そのためにキャンセル料金をいただくことなど、日本の商習慣を理解してもらうことも苦労しました。
 
Q. KMEに行く時はどんな気持ちでしたか?
当社には「夢シート(やりたいことや要望など、何でも気軽に自由に書けるシート)」というものがあり、そのシートにKMEに行きたいと書いていたので、決まった時は嬉しかったです。千葉営業所では担当する海外バイヤーに喜んでもらえていた実感がありました。元々海外に興味があったので、海外を舞台に仕事をしたいという思いがありました。
ただ一つ、ちゃんと英語は勉強しておけばよかったと思います。カタコトしか喋れなかったので苦労しました…。
Q. UAEの仕事で辛いことはありますか?また、やりがいは何ですか?

イスラム教の暮らし方やリズムに慣れることが大変でした。特にラマダンの時期は働く時間も変則的になります。

 
KME1年目の課題は、お客様と仲良くなることを意識しました。前任者がお客様にとても信頼されていたので、なおさらでした。お客様と一緒にご飯食べたり、一生懸命働くことで認められるようになりました。ムスリムの人は、たくさんご飯を出してくれます。出していただいたものを食べるようにしたことで、太る原因にもなりました…。
 
オークション事業は一旦商品を預かり、出品して売ります。出品者である当社のアライアンスメンバーに喜んでもらうと同時に、入札される海外のお客様にも喜んでもらわなければいけない。両者の間に立って、様々な提案をしていきました。例えば、パキスタンの方々は、同じ名前の商品でも、仕様が少し異なるだけで、価格に大きな違いが生まれます。しかし、出品者はその違いがわからないので、同じ名前の商品をまとめて大量出品します。その仕様の違いを理解した上で、それぞれを別の商品として出品すれば、出品者は高く売れるし、入札者は自分が欲しい商品を選んで購入できます。そうしたことをシステム上でデータとして蓄積することで、今後、誰でも分析できるような仕組みを作っていて、それもやりがいの一つです。
 
KMEは、商品を仕入れて売るという仕事ではありません。利益を上げようとしてもできることは限られている。だからこそ、自分で努力できるところは、そこだと思いました。
 
日本では経験できないことがやりがいであり、刺激的です。日本の本社のように大人数ではなく、限られたメンバーで行うのは時に困難です。でも、だからこそ新型コロナで苦しい時は、KMEを守りたいという思いもあり、日本に帰ろうとは思いませんでした。新型コロナの経済的なダメージ、国境が閉まったり為替が変動したりすることで、KMEもピンチになりました。それを体験できたことは私の人生にとって良い経験でした。
 

Q. 人生で成し遂げたいことはありますか?
幸せになりたいと思って入社し、働いています。特に車に興味があったわけでもないです。ただ言えることは、やる気があります、幸せになりたいです。会宝産業の理念に、幸せを発信するということがあります。幸せを発信することが人生=楽しいにつながると思っています。
Q. 会宝産業に入社して仕事をする中で、その人生観は変わりましたか?
大きく変わったところは、お金に対する意識です。大学生の時はバイトして、おしゃれな服を買って、好きな女の子と美味しいご飯食べたいという思いだけでした。どうやって時給の高いバイトをするか、ということ。今は結婚して子供もいる中で、幸せな生活ができている。会社で幸せを表現することで、家族もそれを見て、楽しく生活できている。幸せ=お金ではないと気づきました。
Q.仕事をする上で大切な要素を3つ挙げるとしたら、なんですか?
「諦めないことと挑戦」。仕事では理不尽なこともあります。一生懸命やっても遠回りになったり、売上に繋がらなかったり、思いが伝わらなかったりすることもある。それを諦めずに、自分がリーダーシップをとることで挑戦しやすい環境になっていきます。そして認められるようになっていく。やったことがないことも自分で考え、周りに聞いて、諦めずにやってみる。それが成長につながります。あとは、天狗にならないことでしょうか。
Q. 会宝産業は一言で表すとどんな会社ですか?
「学校」。ずっと学び続けることができる会社。いい会社。楽しい会社。学びが尽きないです。
Q. 会宝産業で今後、どんなことをしたいですか?
今まで培ってきた経験を活かして、海外事業を展開していきたい。商品を仕入れて、販売できる、お客様に喜んでもらえるような仕事をしていきたい。
Q. 会宝産業に興味がある学生に向けてメッセージはありますか?なぜ金沢の中小企業を選んだのですか?
頑張ってください!本音を言えば、どこの会社でもやらなければいけないことは変わらないと思います。私が入社を決めた理由は、会宝産業が、自分でこうしたいということを実現できる環境だということ、そして「自分でいい会社を作れる人に入ってほしい」といわれました。そういうことをしたい人は楽しいと思います。

※こちらの社員の入社3年目のインタビュー記事もご覧いただけます。クリックしてご覧ください。

社員インタビュー 畳谷直規「楽しく働くこと。」