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会宝通信メールマガジン

あけましておめでとうございます。近藤です。本年もよろしくお願い申し上げます。
11月29日から12月10日まで、ブラジルとアルゼンチンを回ってきました。南米は初めての訪問です。両国とも南欧の雰囲気が色濃く漂ってました。
 実はこの出張、通常の業務とは違い、日本国から調査依頼を受けてのものです。ここでも何度か取り上げてきましたが、自動車リサイクル技術者を養成するため設立した国際リサイクル教育センター(IREC)は、その名の通り、海外からの研修生受け入れも当初から視野に入れて活動してきました。こうした中で、JICA(国際協力機構)北陸・藤井さんとの出会いがあり、「地球環境保護に国境はない。世界規模での自動車リサイクルを推進するため、このIRECを技術者養成の場所とする」という考えに共鳴いただき、現実に行動をを起こしてくださいました。そして、IRECにおける海外研修生受け入れ実現の見通しが立ち、今回の出張はその事前調査となったわけです。
 藤井さんのアレンジは大変素晴らしいものでした。面談いただいた相手も、環境行政関係者、自動車技術協会トップなど、自動車リサイクルが重要であることを十分に認識された方々であったため、日本の実情に対する多くの質問があり、訪問の予定時間を上回ることが多々ありました。
 その結果、2月8日から26日までの約3週間、ブラジル6名、アルゼンチン5名、コロンビア3名、メキシコ1名、計15名の行政、業界関係の研修生を受け入れることとなったのです。使用済み自動車の適正処理、再資源化、リサイクル技術を学んだ関係者の方々が、その知識をもとに自国の自動車リサイクルに、そして環境保護に貢献するという、私が描いていた構想の一つが今、まさに現実のものとなってきました。