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会宝通信メールマガジン

 こんにちは、近藤です。2月の当社「感謝の集い」の挨拶で、私は「今年、電気自動車に参入します」と宣言いたしました。新たに生産しようというのではありません。自動車リサイクル業だからこそできる、ガソリン車からEVへの改造車です。

 4月12日、その電気自動車プロジェクトが始動しました。改造EVの普及を推進している東京大学の村沢特任教授、改造キットを作られている長岡市の本田さんにご来社いただき、世界のEV事情、改造EVの現況・推進方法、当社の対応方法などについて話し合いました。

 村沢教授は改造EVの事業化に向けた「スモールハンドレッド協会」(ビッグ3に対抗して名付けたそうです)をこの6月にも設立されます。車両整備業者、ガソリンスタンド、機械部品メーカーなどのEV事業への参入を後押しし、改造EVの買取制度や自治体、郵政、公営企業などへ利用働き掛けを行う予定だそうです。

 リユース可能な車両が毎日のように入庫される当社の事業環境はEV改造に最適です。解体作業ではなく、エンジンからモーターへの置き換え、コントローラー、バッテリー、電気系メーターなどの作業をするわけですが、この生産は、現存するものを活用することで資源を節約し、EVに改造することでCO2削減に貢献する、そしてこのEV普及が我々のビジネスにもつながるという、まさしく好循環の環境を生み出すものなのです。

 改造EVの走行距離は鉛バッテリーで40㌔程度と、まだまだ技術的な改良の余地はたくさんありますが、6月末までには軽自動車の試作車を完成させ、ナンバー登録して公道を走る予定です。そして、「このクルマはEVです」と一目見てわかるような外見にするつもりです。私の毎日の通勤に使おうかなどとも考えています。

 この改造EVは市販します。ご興味のある方は当社までご連絡ください。