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会宝通信メールマガジン

こんにちは、近藤です。今年の冬はよく雪がよく降りますね。北陸の冬らしいと言えばいいでしょうか。

 さて、1月12日から4日間北京へ、28日には1泊2日の強行日程で大連へ行ってきました。どちらも厳寒、外を歩くと顔や耳が痛くなります。

 2010年、中国の自動車生産・販売台数はともに1800万台を超え、2年連続して世界一となりました。ともに30%以上という驚異的な増加率です。これは近い将来には確実に廃車大国となることであり、それだけに、中央・地方政府の[循環型経済」構築の動きもスピードアップしているようです。

 中国では自動車リサイクル事業を行えるのは、政府から認定された企業だけに限られており、各市に1社または数社に抑制されてます。これら認定企業の設備や技術はまだまだ未熟であり、日本企業と提携することで、ノウハウや技術を得ようとする動きが見られます。私の北京、大連訪問もこうしたことと関連してのことです。

 先方が求めることは、①環境保全のための設備、技術の提供、②中古部品およびリビルト部品の生産・在庫管理、流通ネットワーク構築、③資源分別、回収の効率化、に大別できるかと思います。

 とくに、従来はすべてスクラップとして処理しなければならなかったエンジン、ミッションなどの機能部品が、法改正によりリビルト部品として販売することが可能になったと聞き、部品のネットワーク構築はビジネスとしても可能性があると感じました。 

 中国での自動車リサイクル業は、まさしくこれからの産業であり、循環型社会の構築に大きく資する事業です。中国政府は「環境」について本腰を入れており、関連事業に対する予算も相当な金額を計上していると聞いています。中国サイドのこうした動きに対して、少しでも協力できればと考えています。