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会宝通信メールマガジン

皆さん、こんにちは。社長の近藤です。4月10日から14日まで韓国に出張してきました。出張の主目的は、自分の目で韓国のリサイクル工場を確認したいということでした。現場を見ることで状況も把握できますし、先方の方と直接話をする中で、我々にできることも見えてくるかなと考えていました。

韓国の自動車産業は世界的にも影響力があり、2021年の生産台数は約346万台となる世界第5位です。さらに韓国自動車産業協会(KAMA)が発表した統計の販売台数をみると、2021年の国内販売台数が10.6%減だった一方で、輸出は8.2%増と好調に推移しています。

このような背景がある中で、当社にできる事はないかを探って参りました。今回は売上上位である8社を選んで訪問させていただきましたが、全体としては、20年前に日本で行っていたような現場の印象でした。

例えば車両仕入れ価格は、過去実績や仕組み化されたデータをもとに決定しているというよりは、仕入れ担当者の経験に頼る部分が多く、部品在庫点数は、販売量に対して10倍以上の在庫をしている企業もありました。

日本でも以前は、部品の在庫をより多く持っていることがステータスでしたが、まさに今の韓国がそのような状況でした。

在庫は販売に繋がることで初めて価値が出てきますので、当社のお客様がいる他国への輸出を提案したところ、興味を示す企業が複数あり、そのうちの1社では、来月すぐにコンテナをやりたいという企業もありました。

さらに企業の内部体制については、人材育成やシステムの仕組み化など多くの改善余地があり、これから情報交換をする中で協力できることが出てくると思っています。

自動車リサイクルを自国だけでなく、世界規模で考えることで、サスティナブル(持続可能)な世界が見えてくるのだと改めて実感いたしました。