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会宝通信メールマガジン

皆さまこんにちは。Kaiho Middle Eastの畳谷です。
5月6日より私が初めて体験する『ラマダン』に突入しました。私がそうだったように❬ラマダン=断食❭のイメージが一般的だとは思いますが、ラマダンの期間中は巡礼などと並んで五つの果たすべき義務があり、その一つが「断食」なのだそうです。約1ヵ月間、太陽が出ている間の日の出から日没まで、水を飲むことはもちろん、食事、喫煙や性行為も禁止です。基本ルールは「口を経て何かを体内に入れてはいけない」とあり、この国の細かい規定では、歯磨き後の口をゆすぐことも、お香を焚いて香りを吸い込むことも禁止されています。日が暮れたら家族や親戚一同が集まり、一斉にご馳走を囲み食事をします。KMEが所在するシャルジャでは、パキスタンやアフガニスタンからの出稼ぎの労働者が大半を占めているため、誰もが参加できる日没後の食事の無料配給にはたくさんの人が並んでいました。また、スーパーマーケットにはラマダン期間限定でお弁当が販売されるなど多くの発見がありました。
イスラムを国教とする国では、ラマダン中の就業時間が2~4時間ほど短くなります。KME周辺では日中は体力を消耗するので外出せず家の中で過ごす方が多いです。寝て断食明けまでの時間をやり過ごし、日没後の夜の19時頃に食事を終えてから、皆さん夜中の1時まで働いています。人生でイスラム国家の中に身を置ける機会はそうないと思いますので、より敬意と配慮を保ち、日々過ごしております。