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※この「2×2再創業新興アジアインターンシップ」は、金沢大学が主催で、「金沢大学の学生をベトナム、タイ、インドに派遣し,現地学生と一緒に現地の課題やニーズを見つけ、地元石川を中心とした参加企業の現地新興国における海外展開や新規事業の可能性を追求する」ことを目的に行われたインターンシップです。当社は連携企業として学生を受け入れました。

 

下記はインターンシップに参加した金沢大学学生のレポートです。

 


 

インド半年間のインターンシップでの学び

 

金沢大学融合学域先導学類2年 若原彩香

 

こんにちは。金沢大学融合学域先導学類2年の若原彩香です。昨年8月よりインドで半年間インターンシップを行いました。拠点はITの都市バンガロールで、AKKの工場のあるグルガオンには最初の2週間の滞在となりました。この短期間で多くのことを学ぶために、渡航前からオンラインで打ち合わせをして事前準備を行ってきました。

 

 事前準備では自動車リサイクルに関する知識を深めることとSWOT分析を行いました。最初は資料を読むだけでも大変で、自動車リサイクルについて知るところから始めましたが、事前打ち合わせを行う中で小さな疑問点に関しても丁寧な説明をしていただき、理解を深めていきました。他にも、半年間の計画立てや最終ゴールの設定を行い、ゴールは「個人客からの調達台数増加」に向けた施策立案となりました。

 

824日よりインドに入国し、到着後、早速インタビュー調査がスタートしました。私の英語力が通じるか不安な中でAKKの顧客リストを活用し、電話でインタビュー、さらに路上でも調査を行いました。現地の方とお話をする中で協力的な人にも多く出会うことができ、少しずつインタビューのコツをつかめるようになってきました。AKKの工場では、最初は自己紹介から始まり、調達の方から顧客理解のために実際の声を聞きました。現場に訪れたからこそわかることがあると感じた日でした。

 

バンガロールに移った後は、施策立案に向けてターゲットの絞り込み、そして、アイデア出しを行いました。週1回の打ち合わせを基本として、進捗報告とフィードバックをもらいました。なかなか作業が進まず、成果報告にも時間がかかることが多くありましたが、その中でも私に合ったやり方を模索し、どのような方法であると自己のモチベーションを上げられるのか等を考えながら進めていきました。

 

 210日には会宝リサイクルまつりのイベントの運営として再びグルガオンを訪れました。会場準備にも現地スタッフ全員で協力して行いました。私はリサイクルまつり内でのコンテンツ案を中心に参加させてもらいました。企画は興味がある分野だったのでたくさんの案を出すことができたことも楽しかったです。実際に現地の子どもたちにAKKの取り組みが伝わる時間になったことがとても感慨深かったです。

 

 この半年間のインターンシップは、初めてのことも多く一からやり方を学ぶ毎日でした。渡航まで時間がない中で、打ち合わせや資料確認等の迅速な対応をしていただけたことにも大変感謝しています。現地到着後も生活のセットアップをはじめ、多くのサポートをしていただけたので不安点が少なく、最大限にインド生活を充実させることができました。インターンシップは簡単なことばかりではなかったですが、自分のやりがいとなる部分を見つけることもできました。大きく成長できた半年になったと思います。