こんにちは、近藤です。3月は国際自動車リサイクル会議（IARC : International Automobile Recy-cling Congress)に出席するため、ブリュッセルへ行ってきました。これで今年は1月がドイツ、2月がイギリス、そして3月のベルギーと毎月ヨーロッパを訪問したことになります。

　昨年10月のことになりますが、この会議を運営する組織からメールが入りました。「ナイジェリアで自動車リサイクル工場を計画している雑誌の記事を非常に興味深く読んだ。ついてはIARCのスピーカーとして講演をお願いしたい」と。IARCを調べたところ、

　欧米の主要な自動車リサイクル関連企業約200社が参加する規模の会議であることがわかりました。これは当社の取組を世界に知らしめるチャンスです。喜んで参加すると返答しました。

　会議は3月13，14日と2日間、計20社の講演者が、それぞれの報告を行いました。日本からは豊田通商・北詰部長が同社リサイクルの取組概要について説明されたのと私の2社でした。私はナイジェリアでの活動もさることながら、当社の概要、考え方、取組姿勢のほかPAS777（詳しくは3月号で触れています）についても説明しました。講演後、参加者からの感想を聞くと、「具体的な報告で良かったですよ」とのコメントが多くほっとしました。

　欧州各国が自動車リサイクルへの取組をどのように考え行っているか、また関連する機材メーカーは現在、どのような商品を開発しているのか、この会議で知ることができたことが大きな収穫でした。