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12月17日 SATOYAMAイニシアティブ

 あけましておめでとうございます。近藤です。

 自動車リサイクルという事業から派生し、環境に関わることが増えてきました。「サステイナビリティ」という言葉も自然に使うようになっています。

 金沢では12月16,17日に「生物多様性の保全と持続可能な利用」をテーマに国際会議が開かれました。また、続いて18,19日は「国際生物多様性年」のエンディングセレモニーが開催されました。

 この学術会議の基調講演と総括を担当された国連大学副学長、東京大学教授の武内和彦先生から、この機会にぜひ、市民の方々へSATOYAMAイニシアティブのことをお伝えし、対話を図りたいとのお話をいただきました。先生は私がメンバーとなっている「サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC)」企画運営委員会の委員長でもあります。

 多忙な日程の合間を縫っての急な話だったのですが、持続可能な社会の構築を実践するという先生の熱意を感じ、17日の午後6時40分から2時間、持続型社会構築のビジョン、「里地・里山と豊かな暮らし」というタイトルでイブニングセミナーを開催しました。

 先生が提唱する目標は「自然共生社会」の実現です。人と自然の関わり方を見つめ直そう。そして、より持続可能な形で土地、自然資源が利用できるように再構築しよう。そのために、知恵を結集し、伝統的知識と近代科学を融合させ、新しい共同管理のあり方「コモンズ」を探求しよう。こうした考え方をより多くの方に知ってもらいたい、先生の熱意がひしひしと伝わってくるお話でした。里地・里山の考え方は日本人にこそ出てくる発想であり、世界に発信できるものと思います。

 こうした活動に少しでも貢献すべく、今年はSSCの全国会議を金沢で開くことを企画しています。

 本年もよろしくお願いいたします。

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