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会宝通信メールマガジン

海外事業部の鈴木です。今回は仕事の話ではなく、インドの文化・お祭りをご紹介します。
3月初旬にインドに出張してきた際、最終日(3月2日)が、「ホーリー」というお祭りでした。このお祭りは、「世界一美しく世界一過激なお祭り」と言われており、現地の日本人駐在員も、恐れて街中に出ない人もいるほどです。お祭りの内容は、「ハッピーホーリー!!」と言いながら、カラフルな色のついた粉や水を掛け合います。しかし、街中ではハメを外し、お酒やマリファナを吸いながらお祭りに参加する人もいるようです。実際、飲酒運転しながら車を走らせる人をデリー(インドの首都)で目にしました。一般のインド家庭では、友人・家族・親戚が集まり、老若男女問わず分け隔てなく、カラフルな色の粉を掛けあったり、水風船や水鉄砲で色水を掛け合ったりする、非常に楽しいイベントとなります。
この「ホーリー」というお祭りの意味が気になり、現地の人に聞いてみたところ、インドはカースト制度という、昔からの社会的身分制度が、未だに色濃く残る社会で、カーストに応じて、就くことのできる職業や結婚相手も決められます。しかしこの「ホーリー」の日だけは、「身分や宗教の違いを超えて、皆がカラフルな色にまみれて、一緒に春の訪れを祝う」ということを聞き、少し感慨深いものがありました。