NEWS RELEASE ニュースリリース

ALL NEWS

会宝通信メールマガジン

皆さん、お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。
母からつくしの写真が送られてきました。しかし時の流れなど全く実感できません。
ガーナの3月…暑すぎます!!一年中暑いのですが、3月は特に暑い…暑い…熱い!!

この1か月たくさんの苦悩が続いています。
現地の女性グループを組織しました。5人の小さなグループです。
「仕事がない」「子供を学校に行かせたい」「もっと良い暮らしをしたい」

「皆でオレンジビジネスをするぞ!来週の水曜日9時からさっそく始めよう!」

と意気込んでいました。

水曜日…9時。誰も来ません。
9時20分…1人きました。10時…誰も来ません。

仕方なく女性たちの家を訪ねました。
「旅に出ていたんだ」「具合が悪かったんだ」「葬式に行かないと」「今行くところだったよ」
とのこと。もちろん誰も材料も買っていません。がっかりして、皆が真剣じゃないなら私は何も出来ないよ!と言ってこの日はキャンセルにしました。

次の集まりの金曜日…
9時…誰も来ません。
待っていられないので家に行きました。また同じ理由です。
しかしこの日は違いました。なんと1人の女性がフルーツを自分で買って用意していました。先週のこともあり、誰も来ないことより1人でも準備してくれていたことが本当に嬉しかったのです。
残念ながら彼女はこの日風邪を引いていたのでまた今度にしました。

さらに今の時期オレンジは手に入りにくいよ、雨季まで待てば?まだ電気も水も来てないしね、と同僚…。う~ん何故今さら言う…。

アフリカで何かするのは簡単じゃないんだな~、と実感しています。
時間に対する感覚はもちろん、働く意識も、優先順位も何もかも違います。
なんでこんなことで…と思うような壁がたくさんあって苦戦苦悩の日々です…。
特にガーナでは現地の人が援助され慣れているという印象が否めません。彼らは助け合うという精神で生きてきた中で「持っている者が持たないものを助ける」というのが当たり前になっていると感じます。
とても素敵な生き方ですが、だからこそ誰かに助けてもらえる、とお金を稼ぐ努力をしないようにも見えます。日本を含む先進国にも責任があるのではないかと感じ始めています。

私はそこにビジネスを通して「お金は待っていても来ないんだよ、自分で稼ぐ努力をして少しずつ稼いでいこう」と自立を促す活動をしています。ガーナに必要なのは、支援じゃなくて自立と自助努力ではないかな…と強く思うこのごろです。
この考えが正しいのかどうかも分かりません。

ですが、やっと活動らしい活動になってきて、どのように人を巻き込むかや、どのように彼らの習慣や価値観の中で活動していくか、考え学ぶ毎日です。

ガーナに来て半年が経ちますが、残り1年半の間に現地の人に1人でも喜んでもらえたら、それが成果だと思って焦らず怒らず、1歩ずつ活動していきます^^。

ワークショップに行く途中 独立記念日をお祝い!!

↑ ワークショップに行く途中              ↑ 独立記念日をお祝い!!