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会宝通信メールマガジン

 こんにちは、近藤です。1月1日発行の会宝通信でもお話しましたが、中古エンジンの国際的な検査基準規格であるPAS777のワークショップ(説明会)が2月13日にロンドンで開催されました。

 PAS777という規格は、私達が開発したJRS(Japan Reuse Standard)をベースに、英国規格協会(BSI:British Standards Institution)を通じて公開仕様書として発行するものです。

 BSIは、ISO9001など数多くの代表的国際規格を作った実績があり、それだけにPAS777は国際的な認知度、信頼性の高い規格となります。そうなると、中古エンジンを取り扱う事業者だけではなく、使用者や保険会社、各国政府機関など多くの関係者からの注目を集めることになります。

 事実、今回のワークショップでは、イギリスの保険会社、修理業者、解体業者、事故車引き上げ業者の団体の代表者や、ナイジェリアの自動車評議会のメンバーなどが参加されました。その中で私は、JRSの経緯や中古エンジン検査基準の国際規格化の必要性についてのプレゼンテーションを行ないました。そして、参加者の皆さんにはPAS777の趣旨、必要性について理解して頂けただけでなく、建設的な意見やアドバイスも頂き、その有効性を後押しして頂ける結果となりました。

 私は、中古品ビジネスの発展のためには、中古品検査基準の規格化は必要不可欠と考えて規格化を推進してきましたが、このワークショップで、その必要性も証明されました。

 今後は、参加メンバーの意見を参考にしながら修正を加え、今年の秋口には正式にPAS777が発行される予定となります。そして、将来はエンジンだけでなく、トランスミッションやストラットなどにも規格の適用範囲を拡大していきたいと考えています。

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