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会宝通信メールマガジン

 こんにちは、近藤です。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 当社は本年で44 年目に入りました。「解体屋」から「自動車リサイクル業」、そして「静脈産業」へと時代の変遷に順じてきました。ただ、その本質に違いがあるわけではありません。使える部品は再利用する、それ以外は資源としてリサイクルすることを考えてやってきました。

 そんななかで、中古部品を販売しながら疑問に思っていたことが、輸出の場合、30 万キロ走行の少々くたびれたエンジンでも、8 万キロ走行の元気なエンジンでも、同じエンジン型式であれば価格が同じということです。日本国内販売の場合はそうでもないのですが、輸出の場合はほとんど一律の価格です。また、エンジンの品質、状態も本当のところは不明です。

 品質、状態が明快にわかり、それに対して正当な価格で販売する、中古部品でもこうしたフェアなビジネスができなくては業界は進歩しない、常々そう考えていたところからJRS(Japan Reuse Standard)を開発したのですが、今般、当社の持つこのJRS を公的な規格化とするための準備を始めました。それが「PAS777」です。下図の通り、これは将来、国際規格のISO まで持っていくつもりです。

 私はPAS 申請のため、2 月に英国へ行き、BSI(英国規格協会)に対しプレゼンテーションを行います。これが認められればJRS は「PAS777」として日本発、世界初の中古エンジン規格となります。中古部品市場にもいよいよ、規格に沿った商品が流通することになります。

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