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会宝通信メールマガジン

 こんにちは、近藤です。前回に引き続きインドネシアの話題です。5月のゴールデンウィーク明けにインドネシアを訪問し、ジャワTVのイマワン社長を訪ねました。自動車リサイクルに興味を持ってくれたイマワン社長は、我々の訪問後、私たちの工場を見たいとすぐに訪日を決め、6月20日、実際にやってきました。素晴らしい行動力です。

 我々がどのように自動車リサイクルを行っているのか、自分の目でしっかりと確かめたかったのでしょう。熱心に工場を見学されていかれました。

 現在のインドネシア自動車リサイクル事情は私がこの事業を始めた頃の40年前と大差ないようです。「スカベンジャー」と呼ばれるインフォーマルセクターの人々が手作業で解体、そこから鉄資源などを販売しているのですが、その過程で環境汚染や労働安全衛生面で問題を引き起こしているのが現状です。

 この現状を改善するため、当社がこれまでに培ってきた自動車リサイクルの技術をインドネシアへ持ち込むことにより、有効資源を効率的に再生産し、環境汚染を防ぐとともに、労働者の安全、衛生を確保し、地域に新たな雇用と産業をもたらそうと考えています。

 技術移転について、当社はIREC(International Recycle Education Center 国際リサイクル教育センター)という研修施設を2007年に創設し、すでにJICAのサポートのもとで、中南米からの研修生受入の実績もあります。

 自動車リサイクルについては、事業の重要性を知ってもらうため、啓蒙的な活動が必要になります。法律の整備も必要です。イマワン社長はこうした点についても十分に理解しておられ、自社のネットワークを通じ広く訴えて行くと表明されました。