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会宝通信メールマガジン

 こんにちは、近藤です。ブラジルへ行ってきました。2年前、JICAのサポートにより、当社IREC(International Recycling Education Center国際リサイクル教育センター)にてブラジル、アルゼンチン、コロンビア、メキシコから14名の政府関係者、大学教授、業界関係者などを招へいし、3週間の研修を行いました。
 今回はそのフォローアップ研修ということで、当時の研修参加者がブラジリアに集まり、その後の自動車リサイクルに関わる情報交換を行いました。私たちの教えたことが、実際に良い影響を与えていることを実感できて嬉しかったです。また、久しぶりの再会で、いろいろな思い出話が出てきて、楽しい時間を過ごすことができました。
 JICAのアレンジにより、CNT(Confederation National Transport 国家運輸連盟)を訪問し、RUMアライアンスの活動を中心に日本の自動車リサイクルについてのプレゼンを行いました。また、ナイジェリアにおいて、自動車リサイクル工場のFS調査に入ったことも伝えました。
 CNTはブラジル国内輸送について、大きな影響力を持つ組織であり、 国に対して積極的に政策の提言を行っています。そのCNTの総裁との会見で、「これまで車検制度や自動車リサイクルについて立法の準備を行ってきたが、法律的なことだけではなく、日本の自動車リサイクル文化についても学びたい」との発言がありました。私たちが発信している「もったいない」や「循環の考え」は持続可能な社会を実現する上で大変重要です。日本が世界の誇れるのは、まさにこの部分です。方法や技術だけではなく、こうした理念を伝えることは、私の使命だと考えています。
 今回の訪問で、静脈産業への関心が世界中に広がっていることを確信しました。まだまだ、これからやることが山積みです。