NEWS RELEASE ニュースリリース

ALL NEWS

会宝通信メールマガジン

皆さまこんにちは、社長の近藤です。新年明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

今回はインド事業についてご紹介します。


私たちは自動車リサイクルという仕事を通して「車のあとしまつ」を世界へ伝え、社会課題解決に向けた取り組みを行っていきたいと考えていますが、世界には13億台にも上る自動車が存在し、そのうち約41,800千台がインドで保有されています。


2018年、インドの最高裁判所は首都であるデリーで車齢10年以上のディーゼル車と15年以上のガソリン車の公道での運転禁止を通告し、2021年4月からは廃車政策の執行を公表しています。しかし、インドには自動車を適正に処理を行う設備、技術が十分にありません。


そのため、しっかりと処理がされていない車輌からの廃油・鉛による土壌汚染、廃プラスチック・ガラス・タイヤの投棄・野焼きによる環境汚染は大きな社会課題となり、近隣住民の健康を脅かしているのが現状です。


そのような背景がある中で、英語での情報発信を行っていたところ、2016年インドのある会社から私たちに一通のメールが届きました。そこには「世界でも自動車リサイクル事業で活躍している会宝産業とここインドでまだ大きくない自動車リサイクル事業を通して環境汚染問題解決に向けて一緒に取り組みを行えないか考えている。」といった内容が書かれていました。


このメールがきっかけとなり、両社話し合いを進め、2019年インド デリーにあるAbhishek Business Consolidation Private Limitedと合弁会社Abhishek K Kaiho Recyclers Private Limitedの設立に合意し、自動車リサイクル工場設立、稼働に向けて進めています。


インドでは、ジェトロ様にサポートを頂き、ルール形成の流れに上手く乗ることができ、2021年2月からのデリー工場の事業開始に向けて全力を注いでいます。


デリー工場は当社のインド事業の採算性を判断する試金石であり、まずはモデル工場の立ち上げに注力をし、採算性を判断できるタイミングでは、事業の横展開を進め他州への展開も見据えています。