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【トピックス】ビジネス行動要請(BCtA)加盟について

会宝産業は、日本の中小企業として初めて、国連開発計画(UNDP)が主導する「ビジネス行動要請(BCtA)」の取り組みに応えるものとして評価され、加盟いたしました。

BCtAとは、国連が提唱する世界の貧困削減や環境保全、雇用創出といった「持続可能な開発目標(SDGs※)」の達成を促進することを目的に、企業・政府・開発援助機関が参加するグローバルな取り組みです。

今回の承認の理由は、会宝産業の自動車リサイクルの海外展開事業が、商業的な成功と持続可能な開発を両立する取り組みとして高く評価されたものです。

世界では、急激な人口拡大と経済発展に伴い、自動車保有台数は約13億台に上ります。一方で、使われなくなった自動車(使用済み自動車:End-of-Life Vehicles, ELVs)に必要なインフラ・技術・規制については、ほとんどの国が未整備かつノウハウを持っていません。ELVsの処理は適切な設備と技術がなければ、大変危険で汚い作業を伴います。廃油・鉛による土壌汚染、廃プラスチック・ガラス・タイヤの投棄・野焼きによる環境汚染は大きな社会課題となっており、近隣住民の健康を脅かしています。

会宝産業は、現地の政府・民間企業と協働し自動車リサイクル政策の立案サポートを行い、自動車リサイクル工場設備、生産工程、リサイクル技術・経営ノウハウの3点の技術を総合した自動車リサイクルシステムの提供を行なっています。環境配慮型の自動車リサイクルのバリューチェーンを構築することで、現地の雇用創出にも貢献します。

日本の企業でBCtAへの加盟は、パナソニック、住友化科学、損保ジャパン、資生堂、旭化成、味の素、良品計画、ユニチャーム、伊藤忠、サラヤに次いで、会宝産業が11社目になりますが、中小企業としてまた静脈産業としては、初の承認となりました。

当社は、これからもより一層、新興国・開発途上国における自動車リサイクル事業を通じ、グローバルな社会課題の解決に取り組んでまいります。

※SDGsとは、持続可能な世界を実現するために、地球上の誰一人として取り残されない(Leave no one behind)ことを誓い、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193ヶ国が2016年〜2030年の15年間で達成するために掲げられた開発目標です。

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