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会宝通信メールマガジン

皆さま、こんにちは。社長の近藤高行です。4月17日、18日と青年塾リーダーセミナー(金沢講座)を開催し、全国から45名のメンバーが来られました。

青年塾とは、若い人の未来に対する力が弱いことを感じ、日本人1人1人が志高く生きる若者を育てたい、「人間力を育てたい」という思いから上甲晃氏が平成8年につくられた塾で今年で19年目になります。
青年塾( http://www.kokorozashi.net/ )

上甲氏は昭和40年に松下電器産業に入社し、昭和56年に松下政経塾に入職され、塾頭理事などを経て、平成6年より常務理事、副理事長を歴任されました。松下政経塾とは松下幸之助氏が84歳の時に、日本の未来を憂い、次世代を担う人を育てるという目的でつくられた塾です。
松下政経塾( http://www.mskj.or.jp/ )

講座初日は、弊社会長の近藤典彦から「金沢から世界へ グローバルな静脈産業の確立に向けて」と題して、経営者としての経験から死生観までと幅広い話をさせていただきました。その後弊社の工場を見ていただき、上甲晃氏から「会宝産業の志に学ぶ」と言う講話をしていただきました。最後にリーダーセミナーでは初の試みとなる経営談義を行いました。ここでは、参加メンバーが経営に関して日頃から思っていること、悩んでいることなどを活発に意見交換しました。

2日目は、弊社の会宝農園へ向かい、リサイクル車輌の廃油を使用した廃油ボイラーで温度管理しているトマト栽培のハウスを見学しました。農業体験として“脇芽取り”を全メンバーで行いました。

今回は経営者を中心としたメンバーが弊社を見学しに来て下さり嬉しかった反面、私自身には相当なプレッシャーがありました。私は幹事役を仰せつかり、社員一同で掲げた目標が「期待以上のことをする!そして感動して帰っていただく!」でした。事前準備から、なかなか目の行き届きにくい部分を社員が自ら考え、徹底的に行動してくれました。その結果、講座終了時に上甲晃氏から「感動した!社員1人1人の動きに心がこもっている!!」と言っていただき、何にも代え難い嬉しさがこみ上げてきました。翌日からも、参加メンバーから感謝の手紙やハガキを沢山いただき、本当に有り難く、一生懸命相手に尽くすことによって喜びが返ってくることを改めまして実感しました。

これからも、この「どうやったら相手に喜んで頂けるのか」を追求していきたいと思います。
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平素よりお取り引きをさせていただいておりますお客様、関係者の皆さまのご愛顧とご支援に厚く御礼を申し上げます。

私、近藤高行は2015年4月より会宝産業株式会社代表取締役社長に就任いたしました。

会宝産業は1969年の創業以来、会長の近藤典彦の陣頭指揮のもと、静脈産業を主軸に常に船の舳先(へさき)として果敢に挑戦し、皆様に支えていただきながら順調に成長して参りました。

今後はこれまでの礎を糧に培われてきた会宝精神を確実に継承し、さらなる飛躍を実現するべく邁進していく所存です。

会宝産業は目標を着実に実現するために以下の5つに取り組んで参ります。

1.コミュニケーションの力 最大限の結果を得るために必要不可欠なコミュ二ーションを活発に行います。

2.限界を超える 無意識に設けてしまいがちな限界に気づき、それを超える努力をいたします。

3.自らを変える 未来創造、目標達成のために必要な変化を受け入れさらなる変化を起こしていきます。

4.変化に対応する リーマンショックの経験を糧に、どのような変化にも対応できる強い会社づくりに取り組みます。

5.楽しい会社を創る “楽しい”とは受け取るのではなく、創り出すもの。みんなで日々実践します。

Do Local will be Globalの精神で「町で一番愛される会社」を目指しつつ、静脈産業のグローバル企業として一歩ずつ歩みを進めて参ります。

今後も変わらぬご愛顧、ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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こんにちは。近藤です。2月14日、ホテル日航金沢にて当社の経営方針説明会を開催しました。今年で17回目となりますが、これだけの期間継続できたことに深く感謝しております。

さて、昨年は「価値創造 今を生きる」というテーマで、環境省の二国間クレジット制度(JCM)事業への取組、UAEシャルジャでの現地法人設立、そして中古部品オークションの開始、ブラジルの工科大学(CEFET-MG)とリサイクル教育センター設立調印、フィリピンでのリサイクル事業のための現地保険会社への研修などについて報告しました。

今年は更なる飛躍を図るべく、「内なる自分を信じる」とし、サウジアラビアのリサイクル事業、東京大学、千葉大学の学生を巻き込んだ新工場候補地調査など現在進行中のプロジェクトについて説明しました。

また、新年早々に会宝ラーニングジャパンというコーチングを行う会社設立の話をしました。国内の企業へはコーチングを、また海外の企業へは日本人が持つ「和の心」や「利他の精神」を世界へ伝えようと考えたからです。

それからは例年通り、副社長を中心にして各部門リーダーから前期実績と今期の活動計画発表。場を一気に和ませてくれる近藤塾によるパフォーマンス。そして、講演会と続きます。

まずは、元松下政経塾の塾頭をされていた「志ネットワーク」上甲晃さんの講演。「それは人のためになるか?」を考えて行動すればぶれることはない。まさしく「利他の精神」です。

そして、4年連続となった神田昌典さん。「2015年飛躍のための、流れとタイミング」と題してスピード感の溢れるスピーチでした。「日本人の持った優れた思想を世界に広める」という言葉は、その後のスピーカーであるコーチ・カルダン氏と私がこれから進めようとしている会宝ラーニングジャパンにぴったりとくるものでした。期せずして3名ともに日本人の精神性を話題にされたことは、今年のキーワードとなるかもしれません。
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こんにちは。近藤です。今月は『人財育成』についてのお話です。経営者にとって企業を存続させていくための最大の課題は『人財育成』でしょう。

近年、当社では異業種を含めたくさんの経営幹部の皆様から「会宝産業さんのような組織にしたい」、「会宝産業さんのように働く人にとって幸せな会社にしたい」といった嬉しいお声をいただいております。

私がやってきた活動や、経営判断も要因のひとつかもしれませんが、「人財育成」に注力してきたことが最大の要素ではないかと思います。

私は、会宝産業で働く「会宝人」を誇りに思い、また、愛情を持って接しています。皆さん一人ひとりが素晴らしい能力を持っています。また、多くの夢や目標を持っています。決してお金のためだけに働いてはいません。

社員が持つ夢を叶える場所が会宝産業だと私は思っています。私の役割はこの素晴らしい仲間の夢や目標の達成に向けたサポートをすることです。

社員はみな、学ぶことによって自分自身の成長につながります。そのため、会宝産業では様々な人財育成のプログラムを用意しています。独自の人財育成プログラム作成のために投資をし、多くの時間とエネルギーをかけてきました。この「人財育成」の環境が当社の成長に大きく寄与していると感じています。

さて、私はこれらの長年の経験を活かし、培った能力をさらに世の中に役立てようと2015年1月、会宝ラーニングジャパン株式会社を設立しました。

会宝ラーニングジャパン設立の目的は、会宝産業をモデルケースとして日本だけでなく、海外の会社へも、働く人たちがより良いワークライフバランスを得られるようなお手伝いをすることです。

2月28日、初めてのセミナーが金沢で開催されます。『人財育成の大切さ』にご関心のある方は是非ご参加ください。世界に誇れる社員が育ってきたことを喜ぶとともに、経営者の皆様と弊社の人財育成経験をシェアできればと思っております。お待ちしております。

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あけましておめでとうございます。近藤です。本年もよろしくお願いします。

会宝産業の100%子会社であるKaiho Middle East FZE(KME)が主催する第1回の部品オークションが12月21日(日)、UAE・シャルジャにて開催され、そのオープニングセレモニーに出席してきました。オンライン入札の部品オークション(http://www.kaihomiddleeast.com/Auction_Bidder/)は世界初だと自負しています。

UAE・シャルジャは、数千の中古部品業者が集まる世界最大の物流拠点です。シャルジャ内での取引規模は一千億円といわれており、この市場にオンラインにて直接入札できる場所を持てたことは、公正な部品価格マーケットを形成する上で、非常に意義のあることと思います。

これまでに何度か触れてきましたが、当社はBSI(British Standard Institute)社が発行しているPAS777というエンジンの品質評価を行う規格認証を取得しています。今回出品したエンジンもPAS777認証のエンジンが多く出品されています。この認証が浸透してくれば、同じ種類のエンジンであっても、PAS777による品質評価の違いで、異なる価格での入札が予想されます。高品質のエンジンには高値の入札が期待されるということです。

しばらくは当社だけが出品者となりますが、近い将来には、このオークションでの落札価格情報を公開し、同業他社への出品を働きかける予定です。

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こんにちは、近藤です。11月11日、フィリピンよりスタンダード保険のエンチャス会長始め計8名が来社、IREC(Internatioanl Recycling Education Center:国際リサイクル教育センター)にて10日間の自動車リサイクル研修を行いました。

スタンダード保険は1958年設立。自動車、火災保険の分野ではフィリピン最大手、従業員800名の損保会社です。

スタンダード保険が自動車リサイクルに興味があると聞き、9月に同社の技術研修センターを訪問しました。ちょうど台風が来ていたため、そのときにエンチャス会長にお会いすることはできませんでしたが、訪問した工場を見て、社員を大事にされている方だなと感じていました。実際に会長にお会いして、さまざまな話をお聞きすると、私が事前に想像していた通りの素晴らしい方でした。

フィリピンで一度大型の台風が来ると、同社の保険に加入している車輌300台が全損車となってしまうそうです。そのままスクラップとしてしまうにはもったいないので、同社は車輌整備工場を新たに建設、全損車をその工場で再生させる事業を始めました。

さらに、再生のできない全損車輌からは使用できる部品を取り出し、使用済み車輌を処理する自動車リサイクルビジネスを始めることを決断され、IRECの研修を受けることになったのです。

エンチャス会長からは静脈産業という新たな事業展開に取り組もうとする意欲がひしひしと感じられました。環境に国境はありません。私にできる精一杯の支援を行おうと思っています。
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こんにちは、近藤です。10月3日、金沢の日航ホテルにてブラジルCEFET-MG(ミナスジェライス州国立工業技術大学)、JICA(国際協力機構)および当社との間でブラジルにおける自動車リサイクル実証事業の調印式を行いました。

JICA実証事業のスキームを使い、自動車リサイクルに関する研修センターをCEFET-MG内に設置、技術研修を行おうとするものです。

当社は本社にIREC(International Recycling Edu-cation Center:国際リサイクル教育センター)を持っていますが、ブラジル版IRECを作り、自動車リサイクル事業を推進する考えです。CEFET-MGのマルシオ校長他3名の教授は、当社との提携にあたり、当社視察のために来日されました。

本プロジェクト実現に向け、中心的な役割を担ってくれたのが、来日メンバーの一人であるダニエル教授です。彼は2010年2月にIRECで行った自動車リサイクル研修の研修生でした。この研修はJICAのアレンジにより行われたもので、中南米(ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、メキシコ)より14名が参加、IRECとして初の外国人向け研修でした。

ダニエル教授はこの研修で静脈産業、自動車リサイクルの重要性を認識し、この仕組みはブラジルにも必ず必要な時が来ると考え、帰国後、いろいろな組織、機関へ働きかけ、ついに、このようなプロジェクトがスタートすることになりました。彼の努力には頭が下がると同時に、なんとしてもこのプロジェクトを成功に導かなければと、重大な責任を感じています。

海外の事業展開は想定外のことがいろいろと起こりますが、使命感と熱意を持って取り組んでいこうと考えています。
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こんにちは、近藤です。9月4日、テレビ東京系列で放映された「カンブリア宮殿」に当社が取り上げられ、私はスタジオで村上龍さん、小池栄子さんのインタビューを受けてきました。

意外と緊張することもなく、明鏡止水の心境で、普段、私が訴えていることを伝えることができたように思います。

人間の体に例えた生産側の動脈産業、それを資源に戻して循環させる我々の静脈産業。静脈産業は環境に貢献できる重要な産業であること。競争ではなく、協調の精神が大事なこと。

当社はサービス業であること。お客様のために何ができるかを考えなければならないこと、それにはまずは挨拶、そしてきれいな工場であること。

日本には素晴らしい技術がたくさんある。これらをつなぎ合わせることで新しい付加価値を創造し、海外へ展開したい。日本発の循環型社会を世界に広めたい。循環させれば無限大。

嬉しいことに村上龍さんが最後に「会宝産業こそ真のグローバル企業」と言ってくださいました。
さて、その後の反響が凄まじかったです。翌朝の当社の電話は全国から廃車の査定依頼や部品の問合せで鳴りっぱなし。問合せのメールも1日で100通以上。

また、問合せの中には「テレビを見て感動しました」とのコメントが多く寄せられ、感謝するばかりです。中には京都や滋賀から廃車予定の車輌をお持ちいただいたお客様もいらっしゃいました。

さて、地元石川県在住の皆さん、当社を特集したカンブリア宮殿は北陸朝日放送にて10月18日(土)の午後3時に放映されます。ぜひご覧ください。

最後になりますが、このような機会を頂けましたのも御支援して下さっている皆様のおかげであり、この場を借りて改めて心よりお礼申し上げます。

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 こんにちは、近藤です。今月は日本政府の推進しているCO2削減に当社のビジネスが貢献できるとい
う話です。

 日本政府はCO2削減の国際条約である京都議定書の単純延長に反対し、2013年に離脱しました。日本は2008~12年の京都議定書実行期間において削減義務であった1990年比-6%を達成しましたがその内の2~3%分はCDMといって、途上国でのCO2削減分をクレジットとして購入して何とか数字を挙げたというのが実態でした。

 そこで環境省はCDMにかわる二国間でのCO2削減メカニズムを開発し、国連がこのメカニズムを認めました。これが、JCM(Joint Crediting Mechanism)と呼ばれるものです。本年、環境省は東南アジア諸国において、このJCM案件形成可能性調査事業を公募しました。会宝産業は研究機関やコンサルタント会社と共に「タイにおける自動車排出CO2を削減するための日本製中古エンジン導入促進事業」として申請し、採択されました。日本から輸出される中古エンジンは平均走行キロ数が13万kmですが、実際は40~50万kmは走行可能です。タイの古いエンジンを日本からのものに載せ替えれば、CO2削減効果があると考えられます。当社は中古エンジンの品質を評価した基準、PAS777を開発しています。これまでのエンジンを使い続けた場合のCO2排出量をベースラインとして、当社から輸出したPAS777基準のエンジンに載せ替えた場合の削減量の差をJCMクレジットとして購入し、日本のCO2削減分にカウントしようというものです。

 ただし、これには厳格な定量化メカニズムの開発が求められます。その測定方法として考えられるのは、エンジンに回転計を付けて毎年のデータを取ることで削減量を定量的に把握することなどです。

 2015年度より事業化すると、①載せ替えエンジンによるCO2削減量を日本政府がクレジットとして購入、②タイにおける中古エンジン載せ替えビジネスへの政府支援、などが見込まれます。地球環境に貢献で
きる新たなビジネスモデル展開が見えてきました。

 こんにちは、近藤です。7月15日、経済産業省において開催された「自動車リサイクル部品の規格策定に関する研究会」に出席しました。本年1月に第1回の研究会が始まってから、今回がまとめの5回目となります。経済産業省が事務局となり、有識者や業界関係者、自動車リサイクル関連団体などが委員として参加、わたしも14名の委員の一人として参加してきました。

(さらに…)

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