NEWS RELEASE ニュースリリース

ALL NEWS

会宝通信メールマガジン

今回は私がガーナで何をしているのかを紹介します。

私は会宝産業に所属しながら、日本の公的援助機関である国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊ボランティアとしてガーナに赴任しました。普通の現職参加と違い、会社側が派遣国、職種等をリクエストし、JICAがそれに該当する案件へ送りだす、「民間連携ボランティア」という形態の派遣です。

私はガーナアシャンティ州・フォメナという小さな町(村?)にコミュニティ開発員として派遣されました。配属先は、食糧農業省・フォメナ支部です。コミュニティ開発員とは、現地のコミュニティに身を置き、そのコミュニティの問題を現地の人が実現できる方法で解決、改善することで彼ら自身が自立して生活をよりよくしていく手助けをする人です。

現在私のいる村ではオレンジ、キャベツ、アブラヤシなどが栽培されていますが、その半数近くが売られる前に廃棄されています。そこで食糧農業省は、日本政府に食品加工と村落開発の隊員を要請しました。

来月任期を終えて帰国する食品加工の隊員はオレンジに焦点を当てて、ジャムとジュースに変えることで付加価値をつけること、また保存期間を延ばすことを農家の人に教えています。

彼女があと任期を半年切ったところで私がガーナにやってきました。
私は現在彼女の活動に密着して彼女の帰国後も自分が教えられるように自分でジャムとジュースをつくってみる、一緒に試験販売してみる、市役所に行ってコミュニティ開発課と打ち合わせなどをしたりしています。

実際に作って、きちんと商品のようにして仲良しのおばちゃんや子供のところに持っていき、意見を聞きます。商品化となると、値段・場所・宣伝・ターゲットなど多くのことを分析していかなければなりません。
マーケットはあるのか?競合他社との競争は?

分からないことばかりですが、今後はガーナ人と一緒に加工品を製造、販売するグループを組織して、現地の人が自分で収益を得ていく仕組みをつくりあげていきたいと思います。

オレンジジュース
ジャム